質問されることが少ないけれども実際にはかなりの方が気にされていることです。結論から申し上げますと、夫婦生活を控える必要はありません。ただしおなかの圧迫を避けるように体位を工夫してください。切迫流産や切迫早産、膣炎、その他の治療中のセックスは禁止です。
妊娠初期は控えるという意見がありますが、初期でも構いません。妊娠後期は10ヶ月に入ったら控えたほうが良いという意見が従来多数でしたが、清潔に気をつけてコンドームを使用すれば10ヶ月でも良いという意見もあります。夫婦は仲良くすることが当然です。妊娠中はおなかのことばかりに気持ちがいってしまってついご主人のことをほったらかしにしがちですが、時には愛情表現のひとつとしてご主人のお相手をするのも必要です。また、いわゆるセックスだけが夫婦生活ではありません。夫婦なのですから、子猫がじゃれあうようにおふたりでベッドの中でふざけあうのも立派なスキンシップです。10ヶ月に入ったら、おっぱいの管理のひとつとして陥没乳首を矯正する必要があります。ご主人に「よく歯を磨いてから両乳首を各5分間吸って下さい。」とお願いしてみてください。たいていのご主人はよろこんでしてくれるはずです。 |