赤ちゃんはまだできないの?」という言葉に負けないでください

結婚してしばらくたつとたいていの方は「赤ちゃんはまだできないの?」と言われるようです。
私の場合、結婚してまだ3ヶ月しかたっていないころに、当時の指導医の先生に「おい!まだか?男の子を作れよ」と二重に暴言(?)を浴びました。半年くらいして第一子を授かりましたが、たった半年間でも「赤ちゃんはまだできないの?」に類する言葉をいろいろな方々から何度か言われたことを思い出しました。
ましてや、なかなか妊娠しない方や不妊治療で通院している皆さんはどれほどにつらい思いをなさっているのだろうかと時々考え込むことがあります。
そこで思いついたのですが、そういった暴言に負けずに傷つかないための対策をお話しします。

対策1:「赤ちゃんはまだできないの?」と言いそうな人に近づかない
妊娠するのに苦労したことがない人、不妊治療についての知識・理解が浅い人、プライベートなことを詮索することが好きそうな人、デリカシーのなさそうな人、子持ちの人が多く集まる場所、等々が要注意です。
できるだけ距離をおきましょう。

対策2:言われそうな人にこっちから先に状況を話してしまう
前もって自分の状況を言っておくというのは有効です。今の自分の状況をわかりやすく伝えて,そっと見守って欲しいとお願いしてみましょう。それでも色々と聞いてくるような人は、もうあきらめましょう。良識のある人はわかってくれるはずです。

対策3:右から左へ受け流しましょう
予想外の場面で予想外の人から「赤ちゃんはまだできないの?」と言われることがあります。不意打ちをくらうとショックかもしれませんが、そういうこともあるかもと思っておいたほうが良いでしょう。「コウノトリのご機嫌がまだよくないみたいで、鋭意、製作中で〜す!」くらいにとぼけてみてもいいんです。右から左へ受け流しましょう。

対策4:プラス思考でいきましょう
「赤ちゃんはまだできないの?」と言われたら、自分のことを心配してくれてありがたいなくらいに思いましょう。大体、こういうことを言うひとはほかに適当な話題が浮かばないものだから挨拶がわりに無知で何も考えずに言うケースが多いのです。決して悪意はないんですから、親愛の表現なんだなと思って、許してあげましょう。何事もプラス思考が大切です。

対策5:ストレス解消法を工夫する
それでも、やっぱりいろいろとプレッシャーを感じたりいやな思いをしたりすることもあります。そのはけ口と言ってはなんですが、ストレス解消法を工夫しましょう。
夫婦仲良く、日常生活の中の小さな喜びにも幸福の種がたくさん詰まっています。趣味や旅行、スポーツ、等々、自分自身の好きなことでいいのです。

いかがでしょうか。多少は参考になったでしょうか。
こんど、「赤ちゃんはまだできないの?」って言われたら、こう話してみようとか、思い浮かびましたでしょうか。
ひとの言葉に傷つかず、自分も相手を傷つけず、気持ちをコントロールして仲良く会話をするのは簡単ではありませんね。
人生何事も修行という側面もあります。人生は一冊の問題集のようなものだという言葉もあります。
どうか、プラス思考で頑張ってほしいと祈念しております。


平成20年(2008)11月5日:記